
12月2日からマイナンバーカードによる保険証への全面切り替えが始まりますが、つい数日前に初めてマイナンバー保険証を使ってみました!
使った感想は、「意外と簡単でスムーズだった」という印象です。
現在、保険証として使えるものは健康保険証、マイナンバーカード、資格確認書の3種類が混在しており、何ともカオスな状態…。
行き当たりばったり感が否めない状況ですが、気を取り直して、いよいよ訪れるマイナンバー保険証への切り替えを前に、正しい情報を知ることが大切です!今回はそのテーマでお届けします。
マイナンバーカード、本当に危険?トラブルの本当の原因を知りましょう!
「マイナンバーカードは危険」「情報が漏洩する」という意見を耳にすることがありますが、実際、多くのトラブルはカードそのもののセキュリティではなく、運用上のミスが原因です。正しい知識を身につけて、不安を解消しましょう!
マイナンバーは、正式には「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律(マイナンバー法)」に基づき、住民票を持つ全員に割り当てられている12桁の番号です。
📌 ここでよくある勘違い
マイナンバーカードの有無に関わらず、マイナンバーはすでに全員に割り当てられています。カードを作らなくても番号自体は既に存在しています。
ニュースやSNSで、「マイナンバーカードは危ない」と煽るような発言を目にしたことはありませんか?
たとえば:
「情報がすべて漏れる可能性がある」
「個人情報が悪用される」
こうした意見の多くは、科学的な事実やカードの仕組みを無視していることが少なくありません。冷静に正しい知識を確認しましょう。
マイナンバーカードなどのICカードは、高度なセキュリティ設計で守られており、一般的なカードや身分証明書と比べても安全性が高いのが特徴です。
🔒 ICチップで不正防止
ICチップには耐タンパ性(改ざん防止機能)が備わっています。
不正な読み取りが試みられると、自動的にデータが使用不能になります。
耐タンパ性とは、不正にデータを読み取ったり改ざんしようとする行為(tamper:干渉する、いたずらする、改ざんする)を検知し、防御する機能のことです。
🧑💻 必要最低限の情報だけを保存
カードには収入や健康状態といった詳細な個人情報は記録されていません。
👤 顔認証や暗証番号で本人確認
カードを使う際には、顔認証や暗証番号が必要です。これにより、他人が悪用するのは極めて困難です。
マイナンバーカードだけを「特別に危険」とする声がありますが、こんな疑問はないでしょうか?
💳 他の身分証明書のリスクは?
健康保険証には番号や住所などがカード面に記載されていて、紛失するとすぐに情報が見られます。それでも「危険だ」と言われることはほとんどありません。
一方、マイナンバーカードは暗証番号や顔認証が必要なので、紛失してもすぐに悪用されるリスクは低いのです。
多くのトラブルは、カードのセキュリティではなく運用ルールの不備が原因です。
📌 運用ミスの例
子供のカードに親の銀行口座を紐づけるケース
申請者が正しい情報だと主張した場合、窓口やシステムではチェックできません。
解決策:銀行との照会プロセスを追加し、申請内容が正確かどうかを確認する制度が必要です。
📌 国会議員が偽造マイナンバーカードで携帯電話を契約される
携帯ショップの本人確認時に、マイナンバーカードの券面(カード表面)のみを確認して手続きを行ったため、不正が見抜けませんでした。
解決策:2024年6月18日から、本人確認時にマイナンバーカードのICチップを読み取り、暗証番号などで確認することが義務化されました。これにより、券面のみに頼った確認ではなく、ICチップによる確実な確認が可能になっています。
セキュリティ以上に、運用面での課題もあります。
たとえば:
「顔認証がうまくいかない」
「システム障害で利用できない」
中央のサーバーやネットワークは二重化で対策可能ですが、末端(病院や窓口)のネットワーク障害には対応が難しい場合もあります。この部分をどう改善するかが、今後の重要な課題です。マイナンバーカードにまつわるトラブルの多くは、カードそのものではなく運用やシステムの課題に起因しています。正しい知識を持ち、今後の運用改善を見守りつつ、安全で便利に使える環境を整えていく必要がありそうですね!